環境教育と食育

食育とは、「食生活の改善と食の安全性の確保のため、食について考える習慣や知識、判断力を身に付けるための取組み」をいう。食は人をめぐる環境の重要な要素の一つであることから、食について学び、考え、実践する食育も、環境教育であるといえる。
また、持続可能な食生活の推進のためには、環境問題についての理解が必要不可欠となっている。
例えば、食料中の有害化学物質の問題、買いすぎ・つくりすぎによる生ごみの発生、食料の生産や輸送によるエネルギー消費、過疎化の進む農山漁村の活性化、食料輸入先の発展途上国の貧困など、食にかかわる環境教育のテーマは大きく広がっている。
さらに、食は農作物や家畜、その他の動植物の摂食活動を通じて「いのちの大切さ」を学ぶ機会としても重要なテーマとなっている。