タテハチョウ科
アサマイチモンジ
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アサマイチモンジ

特徴
大きさ24~36mm。タテハチョウ科の中に、黒地に白い斑紋が横一列に並んでいる「イチモンジ(一文字)チョウ」 というのがいる。そして調査時に多く見られたのはこのイチモンジチョウによく似たアサマイチモンジ。羽根の表も裏もまったくそっくりなのだが、白点の有無で区別する。羽根の裏は表と違って、ヒョウモンチョウのなかまと似た感じの何ともいえない美しさがある。
食べ物
幼虫は、スイカズラ科のスイカズラ(ニンドウ)、ニシキウツギの葉を食べる。成虫は、ウツギ、イボタ、ミズキ、シシウドなどの花の蜜を吸い、腐った果実、糞尿にもよく集まる。
冬の状態
幼虫。食草(幼虫が食べる植物)の葉を巻いて巣を作る。
見つけた時の様子
市街地よりやや山間部へ行くと見られる。一般的にはイチモンジチョウの方が数は多いらしいが、今回の調査では、アサマイチモンジの方が多く見られた。飛び方はすべるように飛び、葉の上にすぐ止まる。
似ているもの
イチモンジチョウコミスジサカハチチョウ