タテハチョウ科
オオムラサキ
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オオムラサキ

特徴
大きさ43~86mm。日本の国蝶(コクチョウ:日本を代表するチョウ)と呼ばれるのにふさわしい堂々たる風格がある。体も羽根も大きく、オスは紫色というより深い紺色で、日の光を浴びるといっそう輝きを増して美しい。メスは、黒褐色に黄色の斑紋が散った羽根を持ち、どうしてもオスよりも地味な感じがするが、オスよりも大きいため迫力満点である。
食べ物
幼虫は、ニレ科のエノキ、エゾエノキの葉などを食べる。成虫は、クヌギコナラ、ミズナラなどの樹液や、獣糞、腐った果実の汁を吸う。
冬の状態
幼虫。
見つけた時の様子
飛んでいる姿をみていると、実際には聞こえないのだが、バサバサッというような羽音が聞こえてきそうなほどの迫力がある。近年の静岡で成虫の姿をみることは本当にまれで、見つけることができた今回はとても「ラッキー!」だった。 調査員のねばり勝ちである。8月半ば頃にみんなもクヌギコナラの雑木林でじっと観察していれば、樹液を吸う姿がみれるかも!?