シロチョウ科
ツマグロキチョウ
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ツマグロキチョウ

特徴
大きさ16~22mm。同じ科のキチョウと混じっているとほとんど区別がつかないため、このチョウに気付かずにいる人がほとんどだろう。キチョウに比べてひとまわり小さく、前羽根の先が少しとがり、裏にはかすかに2、3本の筋が通っていることで見分ける。草間をちらちらと飛んでいるかわいいチョウである。しかし、近年、生息地がなくなりつつあるチョウのひとつだ。
食べ物
幼虫はマメ科のカワラケツメイの葉のみを食べる。成虫は、キク科やマメ科などの花の蜜を吸う。
冬の状態
成虫。
見つけた時の様子
食草(幼虫が食べる植物)のカワラケツメイがたくさん生える河原で、元気に飛んでいる姿をよく見た。また、別の日には、キチョウとツマグロキチョウが湿った河原で集団吸水(水をのむ)しているところを見た。
以前はキチョウと同様に、その姿を普通に見ることができたが、食草(幼虫が食べる植物)がカワラケツメイのみのため、その数は減少傾向にある。
似ているもの
キチョウ