セミ科
ヒグラシ
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ヒグラシ

特徴
体長21~38mm。同じセミのなかまのツクツクボウシと体の形、模様がとても似ているけれど、体色にはっきりと違いが表れている。ヒグラシは全体が茶色っぽいが、ツクツクボウシは黒っぽい。これはセミの止まる木の肌の色に関係しているんだと私は思う。鳴き声はセミとは思えないちょっとハスキーボイスの美しい音色で、独特の輪唱を奏でる。日が沈むと過ごしやすくなり、もう秋もすぐそこという時期に鳴きはじめる。哀愁漂うその声が、夏の太陽でほてった体をクールダウンさせてくれる。
食べ物
幼虫は、地中の植物の根などをストローのような口で吸う。成虫は木の汁を吸う。
見つけた時の様子
好んで早朝と夕方に鳴くが、昼間でも鳴いている時がある。山地に住み、市街地にはいない。スギヒノキ、カナメモチなどの木の幹によく止まる。
鳴き方
カナカナカナ…。キキキキキキキキッキッキッ。
鳴き声
ヒグラシ