カマキリ科
チョウセンカマキリ
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チョウセンカマキリ

特徴
体長60~80mm。一般的に「カマキリ」と呼ばれている種がこれ。「あ、カマキリ」と注目する私に気づいたカマキリが、首から上だけグリンと動かしこっちを向いた。いつもの得意なポーズ(かまえの姿勢)で首だけ動かすことができる。これは、カマキリが他の昆虫をまちぶせして捕らえて食べる虫だからできることである。体ごと動かすより首だけ動かしてものを見るほうが、相手に気づかれる確率が低いからなのだ。
それにしてもおもしろい。目がこっちを向いていると確かに私を見つめていることがわかり、まるで意志を持っているかのように思える。小さいが、幼虫も成虫と同じ姿をしている。
食べ物
幼虫は、ハエ、アブラムシなど。少し大きくなった幼虫は、ハナアブ、オンブバッタなど。そして成虫になるとトノサマバッタやチョウなどの昆虫を、大きなカマで捕まえて食べる。
冬の状態
卵。背の高い草の茎や、木の枝にくっついている白っぽい泡のかたまりが卵である。
見つけた時の様子
山地から平地まで、葉の上をふと見るといる。家の前のポストの上にもいた。だいたいいつも、カマを胸のあたりで固定し、上体を上げて静止したポーズでいる。
似ているもの
オオカマキリ