麻機遊水地で、特定外来生物ナガエツルノゲイトウの除去を行いました!

 皆さん、「ナガエツルノゲイトウ」という植物をご存知ですか?

 

 聞きなれないうえに、微妙に長い名前ですね・・・。

 漢字だと、「長柄蔓野鶏頭」と書くそうです。ナガエ_ツル_ノゲイトウとでも読めばよいでしょうか。

 南米原産で、日本には鑑賞目的で持込まれました。

 

ナガエツルノゲイトウ2.jpgナガエツルノゲイトウ1.jpg

 環境省ホームページより転載

 

 さて、このナガエツルノゲイトウですが、水面にマット状に広がり、生態系に影響を与えたり、船の運航に影響を与えたりすることもある厄介者。

 さらに、茎などの切れ端からも再生し増えるという、我々にとってはありがたくないたくましさも備えています。

 

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 外来生物法で特定外来生物に指定され、各地で防除の対象となっている植物です。

 

 

 このナガエツルノゲイトウが、麻機遊水地内で発見されたため、令和元年2月8日(土)に、国立環境研究所の西廣先生、麻機ウェットランドクラブの皆さん、東邦大学の皆さんと除去活動を行いました!

 

 現場は、麻機遊水地第三工区の湿地帯。

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 水際に生えているナガエツルノゲイトウを、レーキなどの器具を使って取除きます。

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 写真に写っている、黒いツタの塊のようなものがナガエツルノゲイトウです。

 

 

 取り除いたナガエツルノゲイトウは水を含み、かなり重くなっているうえ、泥まみれ。

 

 数人がかりで運んだり、ビニール袋に詰めたりして運びます。

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 最終的には、人力では大変なので、ボートを持ち出して水運。

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 今回の作業では、市指定のごみ袋約15袋分のナガエツルノゲイトウを除去しました。

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 実際に作業してみると、除去や運搬に労力が必要になるなど、他の特定外来生物であるオオキンケイギクやナルトサワギクと比べて防除作業は手間がかかる印象でした。

 

 今後、関係者の皆さんと協議しながら、この地域での防除の取組みを進めていきたいと思います。

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