特徴 |
大きさ27~38mm。このチョウの名になっている、「ツマが黒い」とはつまり、羽根の端が黒いのである。しかし、これはメスだけの特徴なので、もしかしたら「妻が黒い」なのかもしれない。この特徴は、毒があることで知られている同じタテハチョウ科のカバマダラにそっくり似せたといわれているが、オスは変身に乗り遅れてしまったのか、全身むらなくヒョウ柄である。 |
食べ物 |
幼虫は、スミレ科のスミレやパンジーの葉を食べ、成虫はコスモスやセイタカアワダチソウなどの花の蜜を吸う。 |
冬の状態 |
幼虫。 |
見つけた時の様子 |
食草(幼虫が食べる植物)にするパンジーが園芸ブームなどで増えたため河原、畑、草地など市街地のいたるところで見られるようになった。食草(幼虫が食べる植物)のまわりをすいすい軽く旋回するように飛び回る。よく羽根を広げて蜜を吸う姿がみられるので、あまり近づき過ぎなれければじっくりと観察できる。 |
似ているもの |
(オス)キタテハ、ウラギンスジヒョウモン、(メス)ヒメアカタテハ、アカタテハ |